大宮キャンパスの新校舎建設工事現場を学生が見学しました

2025/06/18
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建設現場でヘルメットを着用した7人が構造物を見上げている様子。

大宮キャンパスで進む新校舎建設の工事現場を、学生?教職員が見学しました。

これは施工?監理などを担当する鹿島建設のご協力のもと行われた見学会で、5月と6月の3日間に計6回開催されました。
建築?土木分野を学ぶ学生を中心に、合計109名の学生?教職員が参加しました。

昨年11月に行われた第1回見学会に続く2回目の見学会で、実際の現場を見学しました。
また見学に先立ち鹿島建設の担当者から、今回新校舎に設置される体育館の屋根施工に使われている「スライド工法」ついて説明がありました。

スライド工法は構造物をユニット単位で現場で組み立て、1ユニットずつジャッキでガイドレールに沿ってスライドさせて、全体を組み立てていく工法です。
クレーン作業や足場組み立ての負担を低減する効率的な施工が可能で、今回の体育館の屋根施工に採用されています。

説明の後に現場に移動し、体育館上部と内部からジャッキや施工の様子、実際に天井のユニットを動かす様子を見学しました。

プロジェクターを使った説明を受ける学生たち
配管や照明がむき出しの現場で見学する人々

見学会に参加した環境システム学科の女子学生からは、
「前の見学会以来の内部見学で、いつも外から見る様子だけでは分からなかった工事が、すごく進んでいると感じた」
と感想が聞かれたほか、重さが1ユニット約20トンにも及ぶ構造物がスライドする速度の遅さに言及する声も聞かれました。

学生らは見学後も、担当者に天候による施工管理への影響について質問していました。

現場事務所で講習を受ける学生たち

大宮キャンパスの新校舎は、創立100周年を迎える2027年に向けたキャンパス再整備プロジェクト「Omiya Campus Master Plan 2027」(略称:O-CAMP2027)の一環で建設しているものです。

「e-スポーツスタジオ」や近隣にも開放する「地域健康増進センター」などが整備される計画で、2025年度の完成予定です。